マンション購入を検討しているとき、
「立地」「価格」「住宅ローン」などが気になっている方も多いのではないでしょうか。
ただ、実際の購入手続きでは、
契約や決済で必要な書類や準備に戸惑う方も少なくありません。
私は湾岸エリア(晴海・勝どき・月島)で不動産販売を10年担当してきましたが、
決済当日に多い相談は、
- 必要書類を忘れてしまった
- 銀行振込の上限に引っかかった
- 住民票の住所で迷った
といった、事前に整理しておけば防げるものです。
この記事では、
マンション購入時に「売買契約」と「決済」で実際に準備するものを、不動産売買を10年以上担当してきた実務経験をもとに解説します。
それでは、最後までご覧ください。
また、質問などございましたらお問い合わせページよりお問い合わせください。
📄 売買契約時に必要なもの
- 認印(シャチハタ不可、実印でも可)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・運転免許経歴証明書など)
- 収入印紙
収入印紙は、売買契約書に貼付するものです。
金額は売買価格によって変わるため、通常は不動産会社から事前に案内があります。
契約自体は1 ~ 2時間程度で終わることが多いですが、
この段階で手付金の支払い方法や決済日なども確定します。
💰 決済時に必要なもの
🏦 現金購入の場合
現金で購入する場合、決済時には次のものを準備します。
- 認印(シャチハタ不可)
- 通帳
- 届出印 ※届出印がない口座の場合は不要
- 住民票(新住所が望ましい場合が多い)
そして、決済時には次の費用を精算します。
- 残代金
- 固定資産税・都市計画税の精算金(通称:固都税)
- 登記費用
- 仲介手数料
これらは決済当日にまとめて精算されます。
🏦 住宅ローン利用の場合
住宅ローンを利用する場合、
銀行手続きと登記手続きが同時に進むため、準備する書類が少し増えます。
主なものは次の通りです。
- 認印(シャチハタ不可)
- 実印
- 通帳
- 届出印
- 新住所の住民票
- 新住所の印鑑証明書
銀行によって必要書類は多少異なりますが、基本的にはこのセットを準備しておくと対応できます。
また住宅ローン利用の場合でも、決済時には次の費用を精算します。
- 残代金
- 固定資産税・都市計画税の精算金(固都税)
- 登記費用
- 仲介手数料
🏢 マンション購入の場合に追加で必要な手続き
マンションの場合は戸建てと違い、管理組合関係の手続きが追加されます。
主なものは次の通りです。
- 管理費・修繕積立金の精算金(通称:管積)
- 区分所有者変更届 又は、組合員変更届 ※名称はマンションによって異なります。
さらに、
- 管理費
- 修繕積立金
の支払いのために
- 口座振替依頼書
の提出も必要になります。
この手続きが遅れると、管理費の引き落としができないケースもあるため、管理会社への提出まで確認しておくと安心です。
⏳ 決済当日の流れ
決済は通常、銀行の会議室などで行われます。
当日の流れは次のようになります。
- 本人確認・書類確認
- 住宅ローン融資実行(ローン利用の場合)
- 残代金の支払い
- 登記手続きの依頼(司法書士)
- 鍵の引き渡し
すべての手続きが終わると、その時点で物件の所有権が買主に移転します。
決済自体は、30分 ~ 1時間程度で終わることが多いです。
⚠ 決済前に確認しておきたいこと
実務で意外と多いのが、
銀行振込の上限設定です。
銀行によっては
- 1日あたりの振込上限
- ネットバンキングの上限
が設定されています。
そのため、
決済前日までに振込上限を解除しておくことが必要です。
これを忘れると、決済当日に送金できないこともあるため注意が必要です。
📍 よくある相談
住民票は新住所?旧住所?
決済前によくある相談が、
住民票や印鑑証明書は「新住所」なのか「旧住所」なのかという質問です。
これは大きく費用が変わるという話ではありませんが、将来の手続きが少し増える可能性があります。
例えば、
- 新住所の住民票で登記する場合
→ 最初から新住所で所有権登記ができます。
- 旧住所の住民票で登記する場合
→ 将来売却するときに住所変更登記が必要になる場合があります。
住所変更登記は難しい手続きではありませんが、
・住民票の取得
・司法書士への依頼
・追加の登記手続き
といった手間が発生し、司法書士への費用もかかります。
私がこれまで担当してきた売買でも、将来の手続きを考えて新住所で登記する場合が多い印象です。
ただし、登記方法や住宅ローンの条件によって判断が変わることもあるため、決済前に司法書士や仲介会社と確認して決めるのが一般的です。
💼 仲介手数料の支払いタイミング
仲介手数料の支払いタイミングは不動産会社によって異なります。
主なパターンは次の2つです。
- 契約時と決済時に半分ずつ支払う
- 決済時に一括で支払う
最近は、決済時に一括で受け取る仲介会社も増えています。
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🌈 さいごに
マンション購入では、
- 売買契約
- 決済
- 登記
- 管理組合手続き
といった複数の手続きが同時に進みます。
そのため重要なのは、事前に必要書類を整理しておくことです。
今までの経験から見ても、決済当日のトラブルの多くは準備不足で起きています。
あらかじめ必要なものを把握しておけば、契約や決済当日も落ち着いて手続きを進めることができます。
この記事が、マンション購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
