一人暮らしのマンションは1LDKと2LDKどっち?広さ・価格を比較

【アイキャッチ】一人暮らしのマンションは1LDKと2LDKどっち?広さ・価格を比較

「1LDKなら十分。でも、あと数百万円出して2LDKを選ぶ価値はある?」

一人で暮らすなら1LDKでも十分そう。

でも、せっかくマンションを購入するなら、少し余裕のある2LDKを選んだ方がいいのかな。

仕事部屋にも使える。収納にも余裕ができる。

せっかく購入するなら、広い方が後悔しないようにも思えますよね。

ただ、

その分のお金を払ってでも、2LDKを選びたいと思えるか。反対に、1LDKを選んで、階数や眺望、駅距離など、ほかの条件を優先した方が自分らしく暮らせるのか。

1LDKと2LDKで迷ったときは、間取りだけではなく、そこでどんな暮らしをしたいのかまで考えてみてください。

そこで、

この記事では、一人暮らしでマンションを購入するとき、1LDKと2LDKのどちらが自分に合うのか、広さや価格だけではなく、毎日の暮らしや将来の売却などを含めて一緒に考えていきましょう。

目次

🎯 一人暮らしのマンションは1LDKと2LDKどっち?

画像:photo AC

一人暮らしのマンションは1LDKと2LDKで迷うこともありますが、「広い方が安心」という理由だけで2LDKを選ぶ必要はありません。もう一部屋を仕事や趣味などで実際に使い、そこにお金をかけてでも欲しいと思えるなら、2LDKを選ぶ価値があります。

📊 1LDKと2LDKの違いを比較

比較するポイント1LDK2LDK
部屋数LDK+1部屋LDK + 2部屋
暮らし方LDKと寝室を中心に暮らす寝室とは別に仕事や趣味の部屋をつくれる
在宅勤務LDKや寝室に仕事スペースをつくることが多い仕事と生活の空間を分けやすい
収納収納量や家具の配置を確認したい収納に余裕を持たせやすい
購入価格同じマンションなら2LDKより抑えられることが多い広くなるほど価格も上がりやすい
ほかの条件階数や眺望などに予算を使えることもある広さを優先する分、ほかの条件を調整することもある

ただし、2LDKだから必ず広いとは限りません。

実際に物件を見ていると、広めの1LDKもあれば、コンパクトな2LDKもあります。

そのため、

「1LDKだから狭い」「2LDKだから広い」と間取りだけで決めず、専有面積やLDK、寝室の広さまで確認したうえで、判断してみてください。

📐 一人暮らしに必要な広さはどれくらい?

国土交通省の「住生活基本計画」では、単身者の最低居住面積水準は25㎡、都市部の共同住宅で豊かな住生活を実現するための誘導居住面積水準は40㎡とされています。

  • 最低居住面積水準:25㎡
  • 都市居住型誘導居住面積水準:40㎡

ただ、数字だけを見て「40㎡あれば十分」「25㎡では狭い」と判断することはできません。

同じ40㎡台でも、LDKを広く取った1LDKもあれば、居室を二つに分けた2LDKもあります。

たとえば、

45㎡の1LDKと45㎡の2LDKなら、専有面積は同じです。ただ、2LDKは一部屋増えるため、同じ45㎡でもLDKやそれぞれの居室の広さは変わってきます。

一人暮らしの広さを考えるときは、何㎡あるかだけでなく、LDKや寝室にどれくらいの広さが取られているのかまで確認してみてください。

参考:国土交通省「住生活基本計画(全国計画)」

🏠 2LDKの「もう一部屋」は本当に使う?

2LDKを選ぶなら、寝室とは別の一部屋を何に使用するのかを考えてみてください。

たとえば、

  • 在宅勤務が多い → 仕事専用の部屋にする
  • 趣味の時間を大切にしたい → 趣味の部屋として使う
  • 洋服や荷物が多い → 収納スペースとして使う
  • 家族や友人が泊まることがある → ゲストルームとして使う

このように、もう一部屋の使い方がはっきりしているなら、2LDKを選ぶ理由になります。

一方で、

「いつか使うかもしれない」「広い方が安心」という理由だけなら、本当にその一部屋が必要なのかは考えておきたいところです。

仕事や趣味などで普段から使う部屋になるのであれば、そこにお金をかけて2LDKを選ぶ価値があります。

💰 1LDKと2LDKでは購入価格も変わる

同じマンションでも、専有面積が広くなるほど購入価格も高くなりやすいですよね。

2026年1 ~ 3月の取引データでは、勝どきの中古マンションの平均坪単価は約672.7万円、㎡単価は約203.5万円となっています。

坪単価から㎡単価へ換算すると、計算式は次のようになります。

672.7万円 ÷ 3.3058㎡ ≒ 203.5万円 / ㎡

この㎡単価を使って、専有面積ごとの価格を計算してみます。

専有面積計算式価格の目安
45㎡203.5万円 × 45㎡約9,158万円
50㎡203.5万円 × 50㎡約1億175万円
55㎡203.5万円 × 55㎡約1億1,193万円

※上記は、広さによって価格にどのくらい違いが出るのかをイメージするため、勝どきの平均㎡単価203.5万円を使って単純計算したものです。実際の価格は、マンションや築年数、階数、方角、眺望などによって変わります。

45㎡と55㎡では、同じ㎡単価で計算しても約2,035万円の違いになります。

そのため、

2LDKにするために予算を上げるのであれば、その金額で何を優先できるのかも一緒に考えてみてください。

  • 広さを優先して2LDKを選ぶ
  • 1LDKにして、より高い階を選ぶ
  • 1LDKにして、眺望や向きを優先する
  • 1LDKにして、駅に近いマンションを選ぶ

マンション購入では、予算を広さだけに使う必要はありません。もう一部屋にお金をかけるのか、それとも階数や眺望、駅距離などに使うのかまで比べると、自分が何を優先したいのかが見えてくるのではないでしょうか。

参考:ウチノカチ「中古マンションの価格相場」

🔄 将来、売却するなら1LDKと2LDKはどっち?

首都圏の中古マンションでは、1LDK・1DKも2LDK・2DKも実際に成約しています。

東日本不動産流通機構(REINS)の「年報マーケットウォッチ2025年・年度」によると、首都圏の中古マンションの間取り別成約件数は次のとおりです。

間取り成約件数全体に占める割合
1LDK・1DK8,780件17.8%
2LDK・2DK13,652件27.7%

成約件数だけを見ると、2LDK・2DKの方が多くなっています。

ただ、この数字だけで「将来売るなら2LDK」と判断することはできません。

そもそも市場に出ている1LDKと2LDKの物件数は異なるため、成約件数が多いからといって、その間取りの方が売りやすいとは限らないからです。

また、中古マンションを購入する人は、間取りだけを見て物件を選んでいるわけではありません。

同じ1LDKでも、駅に近い、眺望がいい、間取りが使いやすいなど、その住戸を選びたいと思う理由があれば、将来売却するときの強みになります。

また、

2LDKだからという理由だけで、将来売却するときに選ばれるとは限りません。

将来の売却まで考えるなら、「1LDKと2LDKのどちらが売りやすいか」だけではなく、立地や眺望、間取りなど、その住戸を選びたいと思える理由があるかを考えてみてください。

参考:(公財)東日本不動産流通機構(REINS)「年報マーケットウォッチ2025年・年度」表17

👩 一人暮らしなら1LDKと2LDKどっちが暮らしやすい?

平日は朝から仕事、帰宅するのは夜。それでも、もう一部屋は必要でしょうか。

暮らし方1LDKが合いやすい2LDKが合いやすい
在宅勤務ときどき日常的にする
趣味LDKや寝室で楽しめる専用の空間が欲しい
荷物収納に収まる洋服や趣味の物が多い
来客泊まることは少ない家族や友人が泊まることがある
部屋の使い方必要な空間をコンパクトに使いたい仕事や趣味と生活空間を分けたい

平日に自宅で過ごす時間が短く、休日も外出することが多いのであれば、もう一部屋を増やすより、1LDKで階数や眺望、駅距離などを優先してもいいのではないでしょうか。

一方で、

自宅で仕事をする時間が長い、趣味のための部屋が欲しいなど、もう一部屋を日常的に使うのであれば、2LDKを選ぶ理由になるでしょう。

家で過ごす時間が短いなら、使わない一部屋より、毎日使う場所を優先してもいいのではないでしょうか。

🔍 1LDKと2LDKで迷ったら何を優先する?

1LDKと2LDKで迷ったら、同じ予算でどんな住戸を選べるのかを比べてみてください。

自分が優先したいこと1LDKで考えるなら2LDKで考えるなら
仕事や趣味の部屋が欲しいLDKや寝室で場所をつくれるか確認するもう一部屋を普段から使えるか考える
広いLDKで過ごしたいLDKを広く取った間取りも比較する部屋数だけでなくLDKの広さも確認する
眺望や階数を優先したい広さを抑えて条件のいい住戸も比較する広さとの価格差まで含めて考える
駅から近い方がいい駅距離を優先して探す2LDKにこだわることで駅距離が変わらないか確認する
購入価格を抑えたい必要な広さに絞って探すもう一部屋のためにいくら上がるのか確認する

同じ予算なら、「駅に近く眺望のいい1LDK」と「広さに余裕のある2LDK」。どちらにお金をかけたいかで、選ぶ住戸は変わってきます。

もうひと部屋にお金をかけるのか、それとも階数や眺望、駅距離など、自分が優先したい条件にお金をかけるのか。

1LDKと2LDKで迷ったときは、間取りだけを比べるのではなく、同じ予算でどんな住戸を選べるのかまで比べてみてください。広さ、階数、眺望、駅距離。その中で、自分がお金をかけたいと思える条件を優先してみてください。

🏢 一人暮らしで1LDKがおすすめな人・2LDKがおすすめな人

1LDKがおすすめな人

  • 仕事や趣味のために、もう一部屋を必要としていない
  • LDKや寝室の広さを確保したい
  • 階数や眺望、向きにもこだわりたい
  • 駅距離や立地を優先したい
  • 広さのために購入予算を上げたくない

1LDKでも、自分に必要な広さがあり、毎日の暮らしに不便がないのであれば、無理に2LDKまで広げる必要はありません。

2LDKがおすすめな人

  • 在宅勤務などで仕事専用の部屋が欲しい
  • 趣味のために独立した部屋を使いたい
  • 洋服や荷物が多く、収納だけでは足りない
  • 家族や友人が泊まるための部屋が欲しい
  • もう一部屋のために購入予算が上がっても納得できる

もう一部屋を普段から使うなら2LDK。そうでなければ、1LDKで階数や眺望、駅距離など、自分が優先したい条件に予算を使う。1LDKと2LDKで迷ったときは、そんな選び方をしてもいいのではないでしょうか。

📚 次に知っておきたいこと

🏢 「1LDKを選ぶなら、何階がいいんだろう?」と思った方へ

1LDKと2LDKについて考えていくと、

  • 「広さを抑えるなら、その分、高い階を選んだ方がいいのかな。」
  • 「低層階と高層階では、暮らしや将来の売却にどんな違いがあるんだろう。」

ということも気になってくるのではないでしょうか。

低層階・中層階・高層階の違いを、価格や眺望、毎日の移動、災害時の暮らし、将来の売却などを含めて比較したい方は、こちらの記事をご覧ください。

💰 「1LDKでも、将来売りやすいマンションを選べる?」と思った方へ

1LDKと2LDKの将来売却について考えていくと、

  • 「間取り以外に、将来の売りやすさは何で決まるんだろう。」
  • 「どんなマンションなら、将来も選ばれやすいの?」

ということも気になってくるのではないでしょうか。

立地や駅距離、マンションそのものの特徴など、将来も選ばれるマンションを考えるときに見ておきたいことは、こちらの記事でお話しています。

📖 「間取り以外には、何を見てマンションを選べばいい?」と思った方へ

1LDKと2LDKを比較していくと、

  • 「予算や住宅ローンも含めて、自分はいくらまでなら安心して購入できるんだろう。」
  • 「間取り以外にも、マンションを選ぶときに考えておきたいことはある?」

ということも気になってきますよね。

「間取りだけではなく、予算や住宅ローン、立地なども含めてマンションを選びたい」と思っている方は、マンション購入について全体像をまとめたこちらの記事をご覧ください。

🌈 さいごに

マンションを購入するとき、「せっかくなら広い方がいい」と考える方は、実際に数多くいらっしゃいます。

でも、一人暮らしなら、使わない一部屋まで用意する必要はありません。

1LDKで十分に暮らせるなら、その分をLDKの広さや眺望、駅距離など、毎日の暮らしに関わる条件に使う。仕事や趣味のためにもう一部屋が欲しいなら、2LDKを選ぶ。

せっかく自分のためにマンションを購入するなら、「広い方が安心」ではなく、自分が本当に使う場所、自分が毎日心地よく過ごせる場所にお金をかけてほしいと思います。

「私はここがいい」と思える住まいが見つかったなら、自信を持って選んでください。

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